Column コラム

ママたちの家づくりSTORY4「中古メゾネットマンションをリノベーション」

家づくり実例リフォームリノベーション

家づくりと子育てには、大きな関わりがあります。

子どもたちがのびのびと過ごせる家を目指して奮闘する

ママたちの体験談には、家づくりのヒントがいっぱい!

第四回目は、マンションと戸建のいいとこ取りをした

中古メゾネットマンションのリノベーションをご紹介します。

Mさん profile

年齢:34歳

家族構成:3人(5歳の男の子)

千葉県在住

延べ床120㎡の中古メゾネットマンションをリノベーション

築年数15年 入居3年

賃貸マンションの騒音問題で家探しは難航

東京駅近くに勤務するサラリーマン夫婦です。

結婚してからしばらくは、総武線沿線の2DKの賃貸マンションで生活をしていましたが、

長男が生まれた頃から、マイホームの検討をはじめました。

賃貸マンションは場所も良く、わりとリーズナブルで気に入っていました。

しかし……6階だったのですが、階下に住まわれている人がとても神経質だったのです。

子どもはまだ幼くて、騒音など立てることはないのに、何度も乗り込んで来て、

子どもの足音がうるさいと文句を言われました。初めて来たときは、まだ息子は寝返りすらできていなかったというのに。

私も神経質になってしまって、忍び足で過ごすようになり、ちょっと気分が滅入ってしまいました。

夫とネットで物件を探すようになったのは、その頃です。

少し郊外に離れて、戸建に住めば、騒音の問題もあまりないとは思いましたが、夫婦共に忙しい仕事なので、通勤は楽な方がいい。また、庭の手入れやゴミ出しのことなどを考えると、私たちのライフスタイルには戸建はちょっと合わないと思いました。

ならばマンションということになりますが、子どもが騒音を立てることを考えると、1階がいい。

でも、1階はセキュリティが心配……など、なかなか決めきれず、夜遅くまで、夫と話し合う日々が続いていました。

はじめは、マンションも新築を考えていたので、豊洲や横浜、調布など、新築マンションが多いさまざまなエリアへ、モデルルームの見学にも行きました。でも、どうしてもしっくり来なかったのです。

運命的に出合った、中古のメゾネットマンション

夫と話し合ううちに、新築マンションの何がしっくりこないのか、が見えてきました。

騒音の問題も心配でしたが、新築マンションの典型的なインテリアが、私たちの好みではなかったのです。

真っ白な壁に、ありがちなフローリング。

インテリアが好きな私たちには、どうしても新築マンションで暮らしている姿をイメージすることができませんでした。

「注文住宅を建てるか、中古マンションをリノベーションするという方法が、僕たちには合っていると思う」。

夫はそう言って、家探しは振り出しに戻ったのです。

注文住宅は、先にお話した通り、エリアと予算の折り合いが付きそうになく、また、メンテナンスにも自信がなかったため、早々に除外しました。

中古マンションをリノベーションすることに決めたのですが、あまり情報もなく、また、中古マンションの善し悪しをどう判断したらいいかがまったくわからなかったので、行き詰まってしまいました。

そんなとき、たまたま、夫の友人宅へ遊びに誘われたのです。

そのお宅は、当時私たちが住んでいる賃貸マンションのある駅から3駅ほど千葉県寄りのエリアにありました。

駅周辺は賑やかで、スーパーもたくさんあり、暮らしやすい雰囲気。

駅から徒歩5分ほど歩くと、閑静な住宅街が広がり、マンションは公園のすぐ脇の環境のいい場所にありました。

5階建ての低層マンションで、20戸ほどのコンパクトな大きさ。

友人宅は、4、5階がメゾネットになった最上階でした。

メゾネットのマンションは、考えたことがなかったのですが、部屋に入ったとたんに、「これだ!」と思いました。

マンションのメンテナンス、セキュリティがありながら、戸建のように広々とした空間。子ども部屋を上階にすれば、階下への騒音も気になりません。

そして、友人は、なんと実家の家業を継ぐために、北海道へUターンをすることになり、そのマンションを近く売りに出すというのです。

夫も同じ気持ちだったようで、顔を見合わせた私たちは、ぜひ私たちにこのマンションを売ってほしい、とお願いをしました。この友人は建築関係の仕事をしていたので、リノベーション会社を紹介してくれることになり、お金のやりとりについても、その会社にアドバイスをしてもらって、進めることにしたのです。

あっという間に話が決まり、信じられないほどでしたが、私たち夫婦は、このマイホームづくりはきっとうまくいく、という確信がありました。居住して10年以上ということでしたが、部屋内だけでなく、共用部分もすみずみまできれいにメンテナンスが行き届いていました。友人が暮らしていたことにより、ご近所との顔合わせもスムーズに進み、とても気持ちよく引き継ぐことができたのです。

4LDKから3LDKへリノベーション

購入することになったマンションは、4階部分に玄関、5畳と6畳の部屋、LDK、水回り。5階部分に6畳が2部屋という間取りでした。南向きで、4階の1部屋を除いては陽当たりが良く、風通しも抜群です。5階には、北側に広めのバルコニーもついています。

リノベーションをした内容は、以下の通りです。

4階部分

・LDKと6畳の部屋の壁を取り外し、LDKを広げた

・6畳は和室だったので、LDKに続くフローリングに

・LDKの壁を珪藻土の塗り壁にし、飾り棚を増設

・トイレ内を輸入壁紙に変更

5階部分

・2つある6畳の部屋の壁紙をそれぞれ1面ずつ変更

・階段部分に飾り棚を増設

 

リノベーションにかかった期間は1ヶ月以内です。

水回りには手を付けなかったため、コストもそれほどかからずに済みました。

マイホームで気に入っている場所は?

新築マンションを見るたびに、どうしても気に入らなかった白い壁。

このメゾネットマンションも白い壁紙でした。リノベーションにあたって、一番こだわったのは、壁ですね。

LDKは、少し赤みのあるグレーの珪藻土をチョイスしました。どんな家具や、絵を飾っても合うような、受け皿の広い色味が気に入っています。

トイレは思い切り遊んで、4面をポップなアロハ柄に。

主寝室には、MORRIS&CO.の壁紙を。植物モチーフで品があって、落ち着く雰囲気。

隣の子ども部屋には、イギリスのイラストレーターが手がけた、船のイラストの壁紙を。

壁ひとつで、こんなに雰囲気が変わるんだなって、実際にやってみて実感しました。

部屋を移動するたびに気分転換ができて、壁紙ですが、アートを見ているような充実感があります。

船の柄の壁紙にした子ども部屋は、現在は子どものおもちゃを置いているだけで、まだ実用されてはいないんですが、小さいなりにも自分の部屋があるとわかっている息子が、「船のお部屋」と言って愛着を持ってくれています。

絵や雑貨、部屋に飾ってあるものって、子どもの心に残りますよね。

子どもが見ていても心地よいと感じる部屋づくりを、これからもしてあげたいなと思っています。

もっとリノベーションしたい場所はありますか?

LDKが床暖房になっていることもあって、床材を変更するのがちょっとコストがかかるということで、今回は断念しました。

本当は、無垢材で床暖房に対応できるものに変えて、5階部分の床も変えたかったです。

ここはなかなか手が入れづらいので、今後トライするかどうかはわかりませんが……。

あとは、現状は使えているので、水回りはまったく直しませんでしたが、ゆくゆくはキッチンもサニタリーも、リノベーションをしたいと考えています。

はじめから少し手を入れている家なので、これからも変化させていく楽しみがあります。

中古メゾネットマンションのリノベーションは、私たち家族には、本当にしっくりくるマイホーム選びだったと思います。

コラムニストプロフィール

SHIHO

SHIHO

愛知県出身、34歳。おいしいものとインテリアが大好き。5歳と3歳の息子を育てながら、ママライターとして活躍中。夫は36歳、都内の某メーカーに勤務。現在は神奈川県某市で3LDKの賃貸マンションに居住。上の子どもが小学生になる前に、どこかに(できれば都内に)家を買いたいと考え、絶賛リサーチ中!

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