Column コラム

ママたちの家づくりSTORY3「北欧スタイルに憧れてつくった一軒家」

家づくり実例

ママたちは、どんな希望を持ってマイホームを実現したのでしょうか?
家づくりのエピソードをインタビューする連続企画。
第三回目は、地方に I ターンをして理想の家を建てたママの体験談です。

 

Sさん profile
年齢:32歳
家族構成:4人(6歳の男の子、6ヶ月の女の子)
八ヶ岳在住
延べ床200㎡の新築一軒家
2018年9月に竣工

森林のなかで子どもたちをのびのび育てたいと、Iターンを決意

福祉系の大学で知り合った私と夫は、2人ともそれぞれが福祉の仕事をしています。
4年前までは、横浜の賃貸マンションで生活をしていました。

上の子は、こども園に通っていたのですが、繁華街のビルの中にあって、屋上には人工芝生を敷いたスペースはあるのですが、園庭がありませんでした。

お散歩も、車の多い道路を抜けて、離れた場所にある公園へ行く…というかんじで、保育参加をするたびに、「あまりいい環境じゃないな」と感じていました。

できれば、森林のなかで、自由奔放に動き回れるような環境を与えてあげたい。
そう思い、ネットで野外保育の記事を読んでいるうちに、だんだん地方移住について調べるようになったのです。

子どもの2人目を考えはじめた頃から、本格的に地方移住を目指す行動に移りました。
自治体やNPOが開催している移住フェアに参加したり、経験者の話を聞きに行きながら、転職活動をはじめました。

自治体の支援の下、賃貸の一軒家を契約して、私も夫も、無事に転職が決まりました。
こういうとき、福祉の資格を持っていたことは、とても助けになりましたね。
運良く、どちらも地方自治体の職員になれたので、住宅ローンを準備する見通しも立ちました。

憧れの北欧スタイルのために集めていた家具や雑貨たち

横浜の賃貸にいたときから、いつかはどこかで家を建てるか、マンションを買いたいとは思っていました。
私も夫も、理想とするスタイルが北欧風のインテリアです。
やはり、できれば本場の雰囲気に近い場所で、家を建てたいなあ、という気持ちはずっとありました。

移住については、はじめは考えてはいなかったので、何となく、いつか家を建てたら使おうと、雑貨や家具、ファブリック類は北欧のものを買い集めていました。
アラビアの食器、マリメッコのクロスなどなど……。

でも、賃貸のマンションにはどうしても合わなくて、ほとんど段ボールの中にしまいこんでいたんです。
そんなコレクションのなかに、インテリアブックがあり、そこに乗っていた信州の一軒家が、まさに私の理想の家でした。
建築家さんを調べて、コンタクトをとってみると、八ヶ岳でも対応してくれるとのこと。
いつか移住するときにはお願いします、とメールのやりとりをしていました。

子どもと過ごす理想をノートいっぱいに書き出して

その建築家さんとのやりとりのなかで、
「家づくりはすぐには進まないとしても、自分の理想をコツコツ貯めていくといいですよ」
という言葉をいただいたんです。

どんな風に子どもと家で過ごしたいか。
どんなスペースがあったらそれは実現できそうか。
何でもないことでも、ノートにメモをして、それを書きためていくといい、と教えてもらいました。

それ以来、思いつくままに、書くようにしました。

・暖炉がほしい(子どもが危なくない工夫がほしい)
・子どもの隠れ家をつくれるスペースがほしい
・キッチンから子どもが遊んでいる姿が見たい
・リビングの中だけど、少し一人になれるスペースがほしい
・子どものグッズをまとめておけるスペース
・トイレに大きな本棚をつくりたい
etc…

私も夫も、いろいろと書いて、それを見ながら、夜な夜な話し合ったりしました。

自然のなかにしっくりとなじむ、高気密高断熱の平屋建て

移住先での生活にも慣れ、森を背にした理想的な土地に巡り会いました。
資金繰りの目処も立ったので、さっそく、家づくりをスタートさせました。

書きためておいたノートから、実現できそうなものを抜粋して、建築家さんに送りました。
すると、2案プランを提案してくださいました。二階建てと、L字型の平屋建てのプランでしたが、迷わず平屋建てに。

リビングには薪ストーブを組み込み、八ヶ岳の厳しい冬を乗り切るために、高気密高断熱の家づくりを目指すことにしたのですが、機能性を高めるためにはコストがかかります。
扉をなるべく造らない、IKEAの家具を活用する。子ども部屋もまだ仕切らず中身はシンプルな状態にしておく……こうしたコストカットを積み重ねて、全体のバランスを見ながら考えてもらいました。

L字の平屋で、中央にL字の角を生かしたLDK。
キッチンはペニンシュラ型にして、ダイニングテーブルも、リビング部分もよく見えるように。
あとは、主寝室、子ども部屋1、ゲストルーム1、水回りという構成です。

マイホームで気に入っている場所は?

窓からの景色がいいLDK

薪ストーブのあるリビングです。
ストーブのまわりは土間になっています。
赤ちゃんが触らないように、取り外しのできる木製の柵もつくってもらいました。

リビングの広い窓からは、庭がよく見えます。
この秋から入居したのですが、紅葉が素晴らしくて、本当に嬉しかった。自分の理想を実現できたと思いました。

キッチンとリビングには、少し境を付けて、落ち着いて作業ができるカウンターテーブルを夫が造りました。
将来的には、子どもたちのリビング学習ができるスペースになると思います。

トイレには本棚を

トイレは広く取り、掃除収納などの上に、大きめの本棚をつくってもらいました。
下段には子どもたちの絵本、上段には大人の本を入れています。
面出しできるようになっているので、子どもに見てほしい本を入れ替えて使っています。

北欧のクロスをインテリアのアクセントに

クロスは、買いためておいた北欧グッズを活用しました。
トイレの本棚の中に貼ったり、額に入れてキッチンに飾ったり、アクセントになって、少し高級感も出たかな、と思っています。

もしももう一度造れるとしたら、どこを直したい?

直すというよりも、コストダウンのために、いまのところ、寝室・子ども部屋・ゲストルームは、本当にただの箱なんです(笑)。

子どもたちが自分たちの時間を過ごすようになるまでには、壁の色や家具を調えて、楽しく、使いやすくしてあげたいなと思っています。
夫はDIYが割と得意なので、机なども造作してもらおうかな、と考えています。

ゲストルームは、できれば畳の部屋にしたいです。
親が泊まりに来たとき、フローリングの上に布団を敷いたら、つらかったと言われたので……。
ベッドを買うのも、スペースがムダだと思うので、和室に変えたいですね。

コラムニストプロフィール

SHIHO

SHIHO

愛知県出身、34歳。おいしいものとインテリアが大好き。5歳と3歳の息子を育てながら、ママライターとして活躍中。夫は36歳、都内の某メーカーに勤務。現在は神奈川県某市で3LDKの賃貸マンションに居住。上の子どもが小学生になる前に、どこかに(できれば都内に)家を買いたいと考え、絶賛リサーチ中!

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