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リノベーションの注目キーワード「カフェ風」とは?

物件探しリフォームリノベーション

インテリア検索でも人気の「カフェ」。

マンションのリノベーションでも、「カフェ風」の仕上がりを目指す人が多いようです。

そんな人気の「カフェ風」とは、実際、どんなものなのでしょう?

カフェ風の定義から、ジャンル別カフェ風インテリアの参考例、リノベに適した物件選びまで、リノベーションのプロにお話を伺います。

 

 

「カフェ風」って、どんなもの?

毎日、インテリアの情報サイトや、インスタグラムなどで参考写真を物色しては、日々リノベーションへの妄想を高めている、ライターのSHIHOです。

現在のわが家は、築25年の賃貸マンション。

白い壁紙(息子たちが汚してしまい、すでに白ではないですが・・・)に、フローリングという、ごくごくフツーの住まいに、100均グッズなどでなんちゃってDIYをほどこし、本当に、ごくごくフツーのインテリアで暮らしております。

そんな私の夢は、マイホームを「カフェ風」のインテリアでまとめること。

朝はトーストと淹れたてのコーヒーの香りで満たされて、午後はママ友たちとアフタヌーンティー♡ お気に入りの家具に、こだわりのアート作品、そして、グリーンも上手に育てて・・・と夢は人一倍!

今回は、マンションのリノベーションで、思い描いた「カフェ風インテリア」を手に入れる方法を、コソダテリノベの小野雅司さんと考えてみたいと思います!

SHIHO:前置きが長くなりましたが、私のカフェ風への憧れ、伝わりましたでしょうか、小野さん!

小野:は、はい(汗)。なんとなく、雰囲気は・・・。

SHIHO:え? なんとなく?

小野:そうです、この、「なんとなく」が、実はカフェ風のあやふやな実態です(笑)。

SHIHO:カフェ風は、あやふや??

小野:はい。「カフェ風」って、マルチであって、微妙な言葉じゃないですか? これ、受け取る人によっては、全然イメージが違う言葉なんですよね。SHIHOさん、トーストやコーヒーの香りに憧れているのは伝わりましたが、具体的にどんなインテリアを想像してますか?

SHIHO:えっ・・・。いや、なんとなく・・・お洒落な・・・。

小野:これ、たとえば僕の父親が聞いたら、「なんや、喫茶店に住みたいんか」となりますよ。

SHIHO:えーっ、違う、違う!

小野:冗談ですよ(笑)。でも、カフェって、いろんなインテリアがあるじゃないですか。ナチュラル系、北欧系、ヴィンテージ、アンティーク・・・どのカフェとして、同じカフェはありませんよね。だけど、「カフェ風にしたい」と言った場合、全部をひっくるめた、あやふやなイメージで言っていることが多い。

SHIHO:・・・確かに。うーん、私も、あまり考えたことなかったです、正直。カフェ風インテリアにしたいと言っておけばいいか、みたいな。

小野:この、なんとなくカフェ風、というオーダーから、もう少し好みを絞り込んでいくと、リノベーションをして自分の家をつくったときに、長く満足できる成功に繋がるんです。

SHIHO:なるほど! 自分にとっての「カフェ風」を見つけることが大事ということですね?

小野:その通りです。まずは、さまざまな「カフェ風」インテリアの例を見ていきましょう!

 

現在注目の、インダストリアル系

小野:インダストリアル系インテリアとは、インダストリアル「工業の・・」という意味からも、少し無骨な素材を取り入れて、居心地のいい空間をつくるという傾向です。たとえばアイアン、レンガ、レザーといった素材ですね。SHIHOさんが「カフェ風」っておっしゃってるイメージって、この感じに近いんじゃないですか?

SHIHO:わあ、これです、こういう感じです!

小野:工場だったところをリノベして、あえて無骨につくったカフェ、でも、グリーンやファブリックで暖かみがある、という雰囲気。

SHIHO:好きです〜!

小野:こうした、以前では少し敬遠されたような無骨な素材をうまく日常に組み合わせてつくるインテリアは、ニューヨークやパリの飲食店でもよく見られますし、東京もこのテイストのレストランは多いですね。

SHIHO:そうか、これがいまでいう、「カフェ風」かあ。

小野:インテリアの例を見てみましょう。

 

トタン風のカウンター腰壁がアクセント

ハワイのダウンタウンにある物件のインテリアです。大きめのヘリンボーン柄のフローリング、メタリックなトタン風のカウンターの内壁とのコントラストがおもしろいですね。

 

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ユニセックスなヴィンテージ風ダイニング

学校で使っていたような椅子、リノベーションしたテーブル。キッチンの壁には、パイプのような収納用の設えもあり、男っぽさと女性らしさが絶妙にミックスされたダイニングです。

 

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倉庫を改装したショップのような広々リビング

白い壁に、コンクリートの床。まるで倉庫を改装したショップのように洗練された雰囲気のリビングです。

 

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Odakyu DESIGN Lab│小田急不動産さん(@odakyu_design_lab)がシェアした投稿

SHIHO:どれも、かなりかっこいいですが、なんとなく、私のようなインテリアの初心者には、暮らしこなせないかもしれないと、及び腰になってしまいます(笑)。

小野:そうですね、インダストリアル系は、本当にインテリアが好きな人、こだわっている人が多いですね。でも、ユニセックスですから、ご主人と一緒に楽しめますし、意外とつくりやすいと思いますよ。リノベーションで取り入れるのも、さまざまな部分でコストカットができたりして、オススメです。

 

愛好家の多い「北欧風」インテリア

SHIHO:いっときほどのブームはないにしても、「北欧風」っていうのは、いまだに人気がありますよね?

小野:そうですね、日本人のテイストにフィットしている北欧風のインテリアは、かなり定着したといえるんじゃないでしょうか。

SHIHO:なにせIKEAが増えましたもんね。より北欧風はつくりやすいという感じですか?

小野:IKEAも、製品によっては善し悪しがありますから、きちんと選んでほしいんですが(笑)、安くて取り入れやすいですよね。リノベーションで北欧カフェ風にするなら、たとえばソファやキャビネットは、北欧のいい家具にしておいて、クローゼットの中や目立たない部分をうまくIKEAを活用したり、テーブルはIKEAでも、ファブリックは北欧の良いものにする・・・など、上手に組み合わせたらいいんじゃないかと思います。

 

北欧の良さは、家具とファブリックで実感

肌触りのいい、曲木の家具。掃除のしやすさなど、北欧の人たちの知恵が詰まったインテリアは、飽きが来ません。

 

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SHIHO:うん、やっぱり、北欧風は落ち着きますね。

小野:色味も明るくて、さわやか。元気にもなれるし、ほっとすることもできる雰囲気。子育て中のインテリアとしては、かなりおすすめだと思います。

 

ナチュラル系カフェ風インテリア

小野:ほかにも、カフェ風には、昔から人気の高いナチュラル系がありますね。これもなかなか定義が難しいんですが。いまは一昔前のカントリーインテリアはあまり見られなくなっていて、もう少しモダンになっている印象です。

SHIHO:フレンチっぽい感じっていうんですかね。ナチュラル系というと。

小野:白×木目というのが、ひとつのポイントではありますよね。

SHIHO:スコーンを奥さんが焼いている、みたいなイメージです。

小野:女性らしい、ママっぽい、優しいイメージのインテリアですね。

 

手作り感に溢れたキッチンカウンター

キッチンカウンターを白いタイルで仕上げて、ウッドとの組み合せがナチュラルな雰囲気を醸し出しています。

 

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子どももゆったり過ごせるナチュラルシックなリビング

全体的に白地とベージュを基調として、所々にブラックを効かせた、ナチュラルシックなリビング。子どもグッズがあってもしっくりなじんでいるのが魅力です。

 

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カフェ風リノベーションに向いている物件とは?

SHIHO:ほかにも、ハワイ風、とか、イギリスアンティークとか・・・カフェ風のインテリアと一口にいっても、いろんなパターンがあるものですねえ。

小野:そうですね。前からお話ししている通り、自分の好みを少しずつでいいので、貯めておくことが大切です。リノベーションをする際に、施工業者との打ち合わせもスムーズになりますからね。

SHIHO:わが家が過ごすイメージからいくと、基本は北欧系で、少しインダストリアル系が混ざったみたいな感じがいいのかな・・・と思いました。

小野:そうですね、清潔感のある北欧系に、少し男っぽさのある雰囲気は、男の子を育てているSHIHOさんのご家庭のイメージにぴったりだと思います。

SHIHO:こういう、カフェ風のリノベーションをするのに向いている中古物件ってあるんですか?

小野:耐震性を中心に、暮らしやすさの基準をきちんとクリアした状態であれば、あえて古いマンションを選んでみるのがいいと思います。構造をそのまま活かすことができたり、廃材がインテリアに役立つこともありますし。

SHIHO:そうか・・・なるべく新しいところ、なんて目線で探していたんですが、そうとも限らないんですね。

小野:新しいからといって、いいマンションとはかぎりません。古くても、昔の職人さんがきっちりとつくった目玉物件って、あるんですよ。築年数が経っているので、価格もそれなりにリーズナブルな場合が多いですし。

SHIHO:なるほど! お得で安全な物件で、目指せカフェ風リノベーション!ですね。

小野:はい。ぜひ、検討してみてくださいね。

 

コラムニストプロフィール

SHIHO

SHIHO

愛知県出身、34歳。おいしいものとインテリアが大好き。5歳と3歳の息子を育てながら、ママライターとして活躍中。夫は36歳、都内の某メーカーに勤務。現在は神奈川県某市で3LDKの賃貸マンションに居住。上の子どもが小学生になる前に、どこかに(できれば都内に)家を買いたいと考え、絶賛リサーチ中!

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