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予算内で、納得のリノベーションを!コストカットのコツ

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リノベーションのプランを決めて、希望をめいっぱい盛り込んだら、

あらら、大幅に予算オーバー!……これ、実際によくある話。

とはいえ、もともとの希望から大幅に変わってしまうのも考えもの。

納得のリノベーションを目指しつつ、上手にコストカットするコツを伺いました!

節約リノベの道は、見積書のチェックから

こんにちは!ママライターのSHIHOです。

憧れのマイホーム(中古マンションをリノベーションしたいと考えています)に向けて、日々、節約&貯金にいそしんでいる私。

家族4人で、一ヶ月食費4万円という目標を立てて、がんばっています(笑)。

 

節約している私がいま考えていることは……限られた予算のなかで、自分たちの希望を反映したリノベーションをどこまで実現できるのか、ということ。

希望は無尽蔵ですが、すべてを叶えることはもちろんできないこともわかっています。

でも、妥協した家には、住みたくないですよね。

 

今回は、リノベーションにおけるコストカットのコツについて、お話を伺います。ガイド役は、コソダテリノベの小野雅司さんです!

 

SHIHO:家作りのステップ1は、「家族の希望をまとめて整理する」こと。家族の希望を共有して、具体的なプランにつなげるというお話を、以前、伺いました。そこから、具体的なリノベーションのプランに入っていくと思うのですが、はじめから予算を出していますから、建築会社さんも、大枠ではそれに添って、見積もりを出してくれるんですよね?

小野:そうですね。でも、思ったよりも、こんな部分にお金がかかるんだなあ、ということが、建築にはあるものなんですよ。材質のグレードとか、仕様の違いとかですね。

SHIHO:希望に添って、だいたいのプランで見積もりが出てくる。そこから、すべきことは何でしょうか?

小野:ずばり、見積書のチェックですね。

SHIHO:わー、はじめから苦手っぽい話になってきた(笑)。

小野:見積書をきちんと理解しておくと、節約ポイントもわかりやすくなります。まずは、見積書のチェックポイントをまとめておきますね。

<見積書の確認、おさえておくべき5ポイント>

1:建築会社と施主の情報がきちんと書かれている?

2:予算内に金額は納まっている?

3:工事の項目、仕様は相談時と異なっていない?

4:設備・建材のグレードもチェックを

5:悪徳業者を見抜くポイント

 

1:建築会社と施主の情報がきちんと書かれている?

こんなこと、ちゃんと書かれているに決まっている…と思われるかもしれませんが、まれに、間違っていることもあるんです。

建築会社の社名、押印、施主である自分たちの情報が間違って記載されていないかどうか、しっかりと確認を。

書類がきちんと作られている=今後のリノベーションもきちんと進む、と思ってください。

ここがおろそかになっているようでは、会社を変えたほうがいいかも!?

 

2:予算内に金額は納まっている?

予算について、担当者がきちんと理解しているかどうかも確認時のポイントになります。

あんなに話をしたのに、こんなに予算オーバー!?なんてことも、ありますからね。

伝えてある予算内に総額が納まっているか。または、出てしまっているとしたら、その説明はあるか。

内訳についてもチェックしましょう。

 

3:工事の項目、仕様は相談時と異なっていない?

打ち合わせのときに決めたプラント内容に相違がないかどうかも、確認しましょう。見積書ではよくわからない工事や、追加請求される工事はないかという点についても、担当者に話を聞いてみたほうが無難です。

 

4:設備・建材のグレードもチェックを

希望の設備に、いくつかグレードがある場合、複数の提案をしてもらうことも可能です。

また、複数社に相見積もりを依頼した場合も、設備・建材のグレードに着目して比較するとわかりやすいでしょう。

設備メーカーや商品名などを見て、希望する内容に合うかどうかもチェックしてみましょう。

 

5:悪徳業者を見抜くポイント

見積もりが安いからといって、よく調べずに飛びつくと、後々欠陥が出て、さらに修繕費用がかかってしまう……というパターンもあります。これではコストカットも本末転倒。こんな業者には、特に注意しましょう!

・期限を決めてせかしてくる

・料金が安すぎる

・見積もりの期限を守らない

・連絡が遅い、スムーズに行われない

 

予算オーバーしてしまったときの対策法

SHIHO:材質とか、設備のグレードとか、素人にはわかりづらいところもいろいろあるかと思うんですが、予算オーバーをしてしまった場合は、このあたりで調整する感じでしょうか。

小野:そうですね。予算オーバーしてしまうときは、家族で決めた家作りの優先順位に添って、調整してみるといいと思います。優先順位が高いものについてはがんばって、低いものについてコストカットする、という感じですね。

SHIHO:具体的なコツについて、教えていただけますか?

小野:はい。ざっと、下記の3つの対策法があります。それぞれについて、説明していきましょう。

 

予算オーバーの対策3

1:設備・建材のグレードを下げる

2:間取りの工夫で、コストダウン

3:できるところは自分たちでDIY

 

1:設備・建材のグレードを下げる

小野:コストカットというと、SHIHOさんもご指摘された通り、この方法が一番わかりやすいかもしれません。設備・建材には、さまざまなグレードがあります。これらを、当初の希望から、妥結できるところギリギリまで下げていくというやり方ですね。

SHIHO:家電や、家具を選ぶのと、同じ感覚ですね。

小野:その通りです。たとえば、トイレで一番高価なのは、タンクのない全自動タイプなんですが、このグレードを下げていく。全自動じゃなくて、ウォシュレットだけにするとか、ふたの開閉はなくてもいいけど、自動掃除機能は残す、とか、そういう選択ですね。

SHIHO:ああ、わかりやすいです。

小野:都内のリノベーションマンションではちょっと例が少ないですが、家のなかに2つトイレがあったりする場合、来客用は全自動で、家族だけが使うものはタンク付きのリーズナブルなものにしてバランスをとる、という方法もありますね。

SHIHO:壁とか、床の材質についても、そんな感じでいけそうですね。

小野:はい。来客のある部分だけ、いい床材にしてその他はグレードを下げるとか。また、建材も、既製品にするほど、安く上がるという特徴があります。

SHIHO :具体的には、どういうことでしょうか。

小野:建具や収納を、造作でつくると、やっぱり高価になります。収納部分については、「無印良品」「IKEA」など、取り替えのきく既製品にして、それを囲む部分だけを造作するなど、アイディア次第で、コストカットはできますよ。

SHIHO:なるほど!そうか、見えない部分を既製品にする、というやり方もあるんですね。参考になります!

 

2:間取りの工夫で、コストダウン

SHIHO:この、「間取りの工夫」というのは、どういうことですか?

小野:壁や、扉を付ければ付けるほど、コストはかさんでいきます。そこを、とりあえずニュートラルにしておくというプランですね。たとえば、お子さんが低学年の頃は、リビング学習でよいと思うのですが、やがて個室を欲するときがくるかもしれない。とはいえ、限られたスペースに個室を用意しておくのは難しいし、高くなる。そこで、天井にカーテンレールを取り付けておいて、布で仕切りを付けられるようにしておく。

SHIHO:わ、それ、いいアイディアです!

小野:きょうだいの部屋も、壁をつくらず、同じ方法で仕切ることができます。または、先にリノベーションするときには壁をつくらずに、壁は追々つくる、というふうに予算を長い目で散らすのも手です。

SHIHO:扉を付けるのはコストがかさむ、というのは、本当なんですか?

小野:はい。扉って高いんですよ。だから、なるべく扉は配さずに、たとえば、もともとの構造を活かして、梁をなんとなくの仕切りに見立て、全体をワンルームのようにリノベーションする、という方法もおすすめです。その場合も、仕切りはカーテンなど、布が活躍しますね。

SHIHO:なるほどー! 造作収納家具の扉付きなんて、すっごく高いんだ!?

小野:その通りです。収納も、扉を省いて、ただの箱として造作して、引き出しの代わりに既製の箱を利用するなどすれば、ローコストで使いやすいものが作れると思いますよ。

 

3:できるところは自分たちでDIY

小野:究極のコストカットといえば、やっぱりDIYですよね。

SHIHO:そうでしょうねー。わかりますけど、自分たちでやるスキルがないから、ちょっと自信ないなあ。

小野:自分たちで、壁を塗るなど、建築会社と相談しながら、スケジュールにDIYを組み込んでいくという方法もあるんですよ。会社によっては、指導してくれることもありますし、家族の絆が強まって、一石二鳥という人もいます。

SHIHO:そうですか、それはちょっと楽しそう。

小野:また、たとえば、収納スペースだけ、ガランとつくってもらっておいて、内部の棚や、ハンガーパイプなど、自分たちでつくってしまうというのもおすすめです。目に見えない部分ですから、多少のゆがみも気にならないということで(笑)。

SHIHO:これを機に、主人がDIYに目覚めてくれたらいいのですけど!

小野:女性でも、いま、DIYは大ブームですよ! SHIHOさんも、あまり力仕事のいらない棚づくりなどから、はじめてみてはいかがですか?

SHIHO:そうですね! リノベーションに、自分たちも積極的に関わっていけば、家への愛着もまたひとしおでしょうし。子どもたちにも、いろいろ体験させるのはいいことですよね。

 

誤ったコストカットで、損をしないように注意を!

SHIHO:コストカットの方法について、いろいろ教えていただきました。うん、これなら、なんとなく、私たちにも挑戦できそうな気がします。

小野:でもね、SHIHOさん、ぜひ、気をつけていただきたいんですけれど、安く済ませたいからといって、構造に関わる大切な部分をケチッたり、快適さを損ねるようなコストカットは、どうか避けてほしいんです。リノベーションで、一番大切なのは、安全、安心な工事であること。設備や建材のグレード調整も、DIYのポイントについても、建築会社の担当とよく相談をして行ってください。

SHIHO:そうですね。長く住むことを考えた上で、計画的にコストカットができるように、スケジュールも相談したほうがいいのかな、と思いました。

小野:コストカットの失敗から、結局追加工事になって、余計なお金がかかってしまったという例も聞きます。自分たちの希望と、コスト面をバランスよく見ていきながら、プロの意見はぜひ尊重して、節約をしてみてください。

SHIHO:はい!今日もとっても勉強になりました!

 

コラムニストプロフィール

SHIHO

SHIHO

愛知県出身、34歳。おいしいものとインテリアが大好き。5歳と3歳の息子を育てながら、ママライターとして活躍中。夫は36歳、都内の某メーカーに勤務。現在は神奈川県某市で3LDKの賃貸マンションに居住。上の子どもが小学生になる前に、どこかに(できれば都内に)家を買いたいと考え、絶賛リサーチ中!

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