Column コラム

憧れの土間リノベーション! 暮らしをもっと楽しむアイデア集

リフォームリノベーションリノベヒント集

「土間」がいま、注目を集めているのをご存知ですか?
昔ながらの日本家屋ではおなじみの存在だった土間ですが、
玄関としてだけでなく、インテリアや趣味の空間として
広がりのある使い方ができると話題になっているのです。
憧れの土間リノベーションで、新しい居住空間を実現できるアイデアを集めてみました!

古くて新しい、土間の魅力をまずはおさらい!

「土間」と聞くと、どんなイメージがありますか?
リノベーションのインテリアに興味津々の私、ライターSHIHOも、最近赤丸急上昇で注目している「土間」。

昭和40年代くらいまでは、農具や農作物を保管する空間として、玄関に土間はとてもポピュラーな存在でした。玄関から続いて、炊事場、洗濯場にまで続いているかたちがスタンダード。私も祖父母の古い家に、そんなスペースがあったなあ……とおぼろげに覚えています。

今は、すべての家事は室内で行うスタイルになっているので、かつてのような土間玄関はあまり見られなくなりました。

ところが今、新築の家に土間スペースを作ったり、リノベーションで土間を組み込むこむ事例が増えているのです。

土間って、どんな魅力があるんでしょうか?
また、どんな風にリノベーションに活かすことができるのでしょうか。

今回も、コソダテリノベの小野雅司さんにお話を伺いました。
お洒落な土間リノベーション事例も、たくさん紹介しちゃいますよ!

土間玄関があるメリットとは?

SHIHO:小野さん、今やオシャレなイメージの「土間」ですが、どんなところに魅力があるんでしょうか?

小野:一番のメリットは、土足で入れること。外と家をつなぐ中間地点として、さまざまな使い方ができるんですよ。戸建でもマンションでも、一般的な玄関は、さほど広さがありませんよね。靴を脱ぐだけの場所になっていることが多いと思うんですが、土間で、ある程度広さを持たせることで、外から持ち込めるものが増えます。

SHIHO:そうなんですよね。スーツケースやベビーカーなど、外から持ってきたものを、玄関に置けたら便利なのになあ、って、マンション暮らしの私はよく思うんですよ。

小野:玄関が狭いと、別の収納スペースが必要になります。スーツケースやベビーカーの車輪をその都度拭いたりするのも大変ですよね。広い土間玄関があれば、そうした車輪付きの移動用具をそのまま収納することができます。

SHIHO:自転車を玄関に入れるのも、憧れます!

小野:見た目をオシャレに自転車収納もできますし、その場でメンテナンスができるとなお便利ですよね。そう、土間スペースの良さは、多目的な趣味のスペースとして使えるところでもあるんです。

SHIHO:アウトドア用品のメンテ、ガーデニング、陶芸などのクラフトなどなど、靴を脱いだ室内ではしにくい趣味に活かすことができそうです。

小野:その通りです。でも屋根の下ですから、全天候型でもあるんですよね。具体的な事例を、写真と共に見てみましょう。

土間があったら、こんなことができる! 憧れの土間アイデア集

アイデア1:自転車をかっこよく収納!

土間にそのまま自転車を持ち込めば、盗難防止はもちろん、錆や風雨による汚れを防ぐこともできます。大切な自転車のメンテナンスをしながら、インテリアとしても活かせる一石二鳥のアイデア。

 

 

アイデア2:子育て世代にお勧め!創造力を育む制作スペース

アイデア3:土間に薪ストーブを置きたい

いつかは欲しい、薪ストーブ。薪ストーブと土間の相性は抜群です。薪をそのまま持ち込んで、自宅で山小屋のような気分を味わえます。

 

玄関の一部を土間にするのではなく、リビング全体を土間にしてしまうのも一案。薪ストーブを中心に、大人っぽいインテリアでまとめて。家に帰ったらすぐにくつろげる空間になっています。

 

 

 


土間に置いた薪ストーブに、たくさんのやかんをのせて。安らぎの玄関です。

 

 

 

ストーブと無垢の床材とのコンビネーションが、優しい雰囲気を演出しています。

 

アイデア4:キッチンやダイニングを、土間でリノベーション

 

. 味見がとまらないぼく。。。 今日のお昼はふたりでパンケーキ。 . 2018.3.12

mariさん(@cottage.m)がシェアした投稿 –

キッチンやダイニングを、土間にしてしまうというアイデアです。汚れも気にならないので、子どもとのクッキングも、もっと自由に。

 

 

 

土間に大きなダイニングテーブルを設えた例です。玄関から入ったら、すぐにダイニングスペースが広がっています。ミーティングやワークショップなど、お客様が多い家のリノベーション事例。

 

アイデア5:ガーデニングを思い切り楽しむ

土や泥を気にせず、心置きなくガーデニングに集中できるのも、土間リノベーションの楽しみ。すっきりとした土間空間には、グリーンがよく似合います。

#オベサ#多肉植物#サボテン#植物#植物のある生活#グリーン#グリーンのある暮らし#ボタニカル#ライフ#土間#アンティーク#雑貨 #succulent#cactus#plants#green#greeninterior#botanical#life#home#antique#明日はバレンタインデーだからオベサ受粉しました#そしたら昔の日記が出てきました#まるでタイムカプセル✨#反省と感謝#親バカですが#優しい娘です#でも今は中2病です😅 ・ こんにちは😌 明日はバレンタインデー💝 ちょうどオベサのお花が咲いたのでバレンタイン受粉をしてあげようかと思い土間のイスに腰掛けたとき、ふと昔子供としていた交換日記に目がとまりました。(結局数回しか続かずその後は私の泣き言日記になっていましたが😅) 久しぶりに手に取り開いてみるとそこには当時小学生だった娘から私に励ましのメッセージが✨ 誰にも見られていないと思って書いていた泣き言日記。娘は今まで気がつかなかいフリをしてくれていたようです😣💦 3年もたって届いた娘からの優しい気持ちを大事にしたいと思いました😌✨

kaoriさん(@ka_su_r)がシェアした投稿 –

多肉植物の工房として、土間を活用している例です。砂などが落ちても、さっと箒ではいて掃除できる気軽さが、土間の魅力でもあります。

 

アイデア6:土間をスクリーンのあるリビングに

気軽な来客を受け入れて、趣味を思い切り活かしたスペースを作れるのも、土間ならでは。玄関ではなく、リビングにしてしまうという発想が新しいですね。

『ホームシアターのある部屋』映画やスポーツを大画面で楽しめるホームシアター。リビングのくつろぎ空間がより特別に。1,000枚以上のホームシアターの部屋実例を参考にしてみてください . Photo:sae(RoomNo.1391984) ▶︎この部屋のインテリアはRoomClipのアプリからご覧いただけます。アプリはプロフィール欄から . 投稿イベント開催中です【まもなく終了する投稿イベント】『◯◯のストック場所 -10000人の暮らし(仮)本 出版プロジェクト-2/28』『お金をかけずに楽しむインテリア -10000人の暮らし(仮)本 出版プロジェクト-2/28』 . #RoomClip#interior#interiordesignideas#homedecor#interiors#decorations#instahome#homestyle#homedecoration#homeinterior#homeinspiration#arquitetura#japan#インテリア#ハンドメイド#日々#リメイク#一人暮らし#リメイク#収納#模様替え#住宅#リビング#ホームシアター#プロジェクター#土間#ソファ#吹き抜け#照明

インテリアと暮らしのSNS | RoomClipさん(@roomclipjp)がシェアした投稿 –

友人を招いたり、家族でくつろいだり。自由に使える土間リビングには、誰もが憧れる大型スクリーンを設えて。大型のオーディオ機器も置ける広さです。

 

アイデア7:ペットと暮らすための土間リノベーション

愛犬のために、リノベーションで土間を加えたい。そんなリクエストをする人も増えています。室外室内でも、室外でもなく、土間で飼うペット。散歩から帰ってきた後も、楽々です。

 

土間があれば、ペットとの暮らしがもっと近く、もっと楽しくなります。

 

マンションでも可能? プチ土間リノベ

SHIHO:土間を使った事例は、見応えがありますね。

 

小野:さまざまな使い方ができますから、夢が膨らみますよね。

 

SHIHO:でも、なんとなく、土間というと、戸建じゃないとダメなのかな?って思います。私のように、中古マンションをリノベーションしたいと考えている場合、土間を採用することはできるんでしょうか。

 

小野:もちろん大丈夫です。マンションでも、土間スペースをリノベーションで作ることはできますよ。こちらも事例を見てみましょう。

 

 

小野:さほど大きくはありませんが、自転車がひとつ置ける程度の土間を打った玄関です。2人暮らしくらいなら、これくらいの土間でも十分に使い勝手がいいと思いますよ。

 

出典:ウィル不動産

 

小野:玄関を入った部分は自転車が置ける程度に広げ、土間を細長く伸ばして、壁に沿ったスペースを収納に活かしています。外から持ち込んだものをさっと収納できて、便利な例ですね。

SHIHO:なるほど、小さなスペースでも、土間を使うことで、使い道が広がるんですね。

 

小野:どんな風につかいたいのか、使い道に優先順位をつけて、施工業者と相談すれば、広さが決まってくると思います。

 

土間を使ったリノベーションにかかるコストは?

SHIHO:たくさんの事例を見ると、ますますリノベーションに土間を取り入れたいという気持ちになりますね。一番気になるのが、コストですが、土間にはどれくらいのコストがかかるんでしょうか。

 

小野:これは、実はとても答えづらい質問なんですね。というのは、どこをどれくらいの広さで土間にしたいのか。素材は何にするかによっても、全然変わってくるのです。土間の床部分に使われるいくつかの素材については、だいたいこれくらいの値段からと考えてみてください。

 

土間に使われる素材と予算

タイルタイプ

一般的な住宅で採用されることが多い、タイルタイプの土間。掃除もしやすく、傷もつきにくい。

1万円前後〜/1㎡あたり

 

モルタルタイプ

ガレージなどで使用されているタイプ。傷は入りやすいので、使用上気にならないなら、リーズナブルに仕上げることができる。

6000円前後〜/1㎡あたり

 

三和土タイプ

昔ながらの土間に使用されていたもので、土、石灰、苦汁を混ぜ合わせて作る。古民家のリノベーションや、伝統的な土間スタイルが好きな人に。少しコストは高くなる。

4万円前後〜1㎡あたり

 

SHIHO:土間といっても、いろいろなタイプがあるんですね。

 

小野:ほかにも、タイルを混ぜ込んでモザイクにしたり、和風テイストの豆砂利がまざったタイプなどいろいろあるんですよ。どれくらいの広さで、どう使いたいか。また、自分のインテリアのイメージに合わせて、施工業者とよく相談されるといいと思います。

 

土間のメリット、デメリット

SHIHO:土間のメリットは、これまでたくさん見て来た事例からもよくわかりました。外と内をつなぐ、中間的な役割を果たしてくれる土間は、やっぱり魅力が大きいですね。反対に、デメリットについて教えてください。ひとつは、寒さ対策はどうなのかな、って気になっています。

小野:おっしゃる通り、断熱材をしっかり施工しても、冬場は寒いです。床暖房を導入したり、暖房については考える必要がありますね。もちろん、薪ストーブがあれば言うことはありませんが、薪ストーブはいろいろと条件がありますので、どこにでも付けられるわけではありません。

SHIHO:土間には、段差ができるので、バリアフリーを考えている人には、向かないですか?

小野:バリアフリーを考えるなら、段差は小さいほうがいいですね。将来的には、ゆるやかなスロープを加えるなどの工夫はできると思いますよ。ただ、これも、どんな家で、どんな場所を土間にするかによっても変わってきますので、一概には言えません。

SHIHO:マンションでの土間リノベーションの注意点があれば、教えてください。

小野:ふつうのマンションは、玄関が狭く作られていることが多いので、土間を広げると、玄関を入ったときの解放感がまったく違います。しかし、むやみに土間を広げてしまうとリビングや寝室が狭くなります。プランニング次第で面積的には狭くても広く開放感を感じる設計もできるのですが、とはいえバランスが重要です。

SHIHO:土間があることで、暮らしにスパイスが生まれることは事実。自分の家の条件やイメージと擦り合わせ、施工業者とよく話し合うことが大切だとわかりました。ぜひ取り入れてみたいです!

 

土間リノベーションのメリット、デメリットまとめ

メリット

  • 土足で入れる
  • 収納空間が広がる
  • 自転車やバイクを入れることができる
  • 趣味の空間を作ることができる
  • インテリアの雰囲気づくりに一役買う
  • 薪ストーブを置くこともできる
  • ペットの居場所作りができる

 

 

デメリット

  • 冬場は寒いので、対策が必要
  • 段差ができるのでバリアフリーには要注意
  • 土間を広くとると居住空間が狭くなる場合がある

 

 

 

 

 

 

コラムニストプロフィール

SHIHO

SHIHO

愛知県出身、34歳。おいしいものとインテリアが大好き。5歳と3歳の息子を育てながら、ママライターとして活躍中。夫は36歳、都内の某メーカーに勤務。現在は神奈川県某市で3LDKの賃貸マンションに居住。上の子どもが小学生になる前に、どこかに(できれば都内に)家を買いたいと考え、絶賛リサーチ中!

一覧に戻る