Column コラム

働くママ必見!仕事と育児を両立させる裏技を大公開

ライフプラン

 

働くママが一番ほしいもの。それは時間です。

仕事に家事、そして育児。

一人三役をこなすママにも与えられる時間は、一日24時間だけ。

そこでお勧めしたいのが、生活の無駄を省いて、時間を貯める時間貯金。

貯まった時間は、子どもとのふれあいに使ったり、ゆっくりと本を読んだり、いつもたりない睡眠時間にまわしたり…。

時間にさえ余裕があれば、仕事も家庭も、子育ても、ゆったりと楽しめるはず。

 

今回は、ご自身も12年にわたって仕事と子育てを両立していらっしゃるライフアドバイザーの山本敬子さんに、

これから家を探す人、模様替えやリノベーションで住まい環境を変えたい人にむけて、

時間貯金を助けてくれる家づくりのヒントをうかがいました。

 

その1 物件選び編

その2 レイアウト編

その3 料理編

その4 洗濯編

 

 

その1 物件選び編

移動時間が短いエリアで ~時間貯金 最大1時間~

 

働くママが一番たいへんな時期といえば、育児に最も手がかかる、保育園児から小学低学年の約10年間。

特に、食事にお風呂、着替えからトイレにいたるまで、なんでもママがいないとできない幼児のころは、

自分の時間を持つには睡眠時間を削るしかない状態です。

 

そこで、まず注目したいのが、保育園の送り迎えの時間です。

まだ歩けない子供を抱っこひもやバギーに乗せ、仕事に行く前に保育園に送り届け、

仕事のあと、閉園時刻と競うように速足でお迎え行く。

これは、晴れの日だけでなく、土砂降りの日も、雪の日も欠かすことができないのですから、

ハード極まりない作業です。

 

小さなお子さんを持つママの物件選びのポイントには、通勤の便利さに加えて、

保育園や学童施設とのアクセスも考慮に入れることをお勧めします。

通勤途中に保育園があることが理想的です。

もちろん保育園に入ることも難しい問題です。

待機児童の状況を調査に入れることもお忘れなく。

 

また、子どもはすぐに発熱したり体調を崩したりするもの。

熱を出したとの連絡を受け、職場からかけつけなければならないこともしばしば。

近くに小児科があるかどうか。

そして、子どもの体調が悪くても仕事を休めない場合に備えて

病児保育をしてくれる病院の位置もチェックするべきポイントですね。

 

最近では、子育て支援を手厚くする自治体が増えてきています。

「子育て支援マンション」を認定し、誘致する自治体も現れました。

そのような中、敷地内に保育園を設ける「併設型」のマンションも登場し、

中には、病児保育まで併設しているものもあります。

 

働くママにとって、毎日の送り迎えにかかる時間をおさえることは、時間貯金への近道。

かりに片道10分節約できたとすれば、一日20分を時間貯金できるということです。

自宅マンション併設の保育園を利用したとしたら、往復分1時間の時間貯金も可能です。

 

山本さんコメント

私の住んでいた品川区は比較的、保育園が充実しているエリア。

息子も運よく区立保育園に入学できましたが、自宅から徒歩15分、

子どもと歩けば20分の距離で、駅とは逆方向。

朝夕40分ずつ、一日80分を送迎に使っていたことになります。

保育施設とのアクセスは、物件選びの最重要項目と考えましょう。

 

その2 レイアウト編

家族みんなが片付けやすいように ~時間貯金 1時間~

 

子どもがいるとおのずと物も増えますし、部屋はちらかりやすくなるものです。

子どもを寝かしつけてから、夕食の洗い物をし、出しっぱなしのおもちゃを片付け、

乾いた洗濯物をしまっていたら、あっという間に1時間が過ぎてしまうなんてことは日常茶飯事。

ただでさえ忙しい働くママが、家族全員の片づけものまでしなければならないなんてナンセンス!

パパも子供も片付けやすい家づくりをし、みんなで片づけをするようにしましょう。

 

 

片づけを簡単にしてくれる大型収納スペース

 

働くママは、日常雑貨や食品のストックをネットショッピングなどでまとめ買いする場合も多く

、廊下やキッチンなどの床の上に置きっぱなしなどという状況も招きかねません。

片付けをできるだけ簡単にするには、充分な収納スペースが効果的です。

大きさの違うものも簡単にしまえる稼働棚や、

トイレットペーパーや飲料水などといった大きなものもしまえる大型の収納スぺースがあれば、

収納自体が一気に済み簡単になりますから、家族に手伝ってもらうこともできます。

 

自分のことは自分の手でできるレイアウトを

 

小さなお子さんがいるご家庭にお勧めなのは、家具が重ならずに全体を見渡せるようにし、

できるだけ低い家具を用いるレイアウトです。

部屋のどこにいても子供の様子が目に入るので、安全性も確保できますし、

いちいち家事の手を止めて、見にいく手間も省けます。

 

また保育園児でも4歳くらいになれば、自分の身の回りのことは、

大人の手を借りなくてもできるようになります。

家具の低い棚を、子ども専用のスペースにしましょう。

読みたい絵本は自分でとる。おもちゃを出すときは、読んでいた絵本をしまってから。

欲しいものを自分で取り出し、片付ける習慣をつけさせましょう。

これは、ママのためだけでなく、子どもたちのためにもなります。

 

山本さんコメント

できるだけ生活感を出したくないので、見えない収納を目指して、

うちのキッチンには、食糧や調理器具用の3畳分のパントリーと、

子どもが自由に使える低い位置のパントリーを作りました。

大きなパントリーは、なんでもストックしておきたい私にはマストアイテム。

アルコール類、乾物類、缶詰やお米、トイレットペーパーなど、箱ごと、包みごと保管できました。

息子も、小さなパントリーを活用しています。

保育園児のころは、縄跳びや図書館で借りてきた本、通園リュックにスモッグなど。

小学生になってからは、日々のドリルやランドセルなどを入れるようにしています。

 

その3 料理編

夕食を10分で出す段取りを ~時間貯金 30分~

 

家事の中で一番大きなウエイトをしめるのが、夕食の準備。

ときには、買ってきたお惣菜で済ませるのもよいですが、

できることなら愛する家族のために手作りしたいというのがママ心ですよね。

おなかをすかせて帰ってくる幼児が夕食を待てるのは、

ワーキングママの経験から10分程度と言われています。

子どもが何か食べたいと駄々をこねる前に、

短時間で栄養バランスのとれた食事を用意する技をご紹介しましょう。

 

買い物は、まとめて週1、2回

 

「その日の気分で食べたい食材を買い出し、夕食にする」などという生活は、

働くママにとっては、夢のまた夢。

毎日、買い物に行くなどというのは、時間の無駄です。

だいいち、子連れでは落ち着いて品定めもできませんから、効率の良い買い物はできません。

 

買い物は、多くても週2回。

主要な食材や生活用品は、休日にまとめて買うようにしてください。

あと1回は、足りないものや買い忘れたもの、野菜や牛乳などの傷みやすいものの補充くらいで済ませます。

この程度なら、パパにお願いするのも手ですね。

水やアルコール、調味料、米などの重くてかさ高いものは、

ネットショッピングなど宅配サービスを利用するのもオススメです。

 

休日に1週間の献立を立ててしまえば、ウィークデイの食事も効率よく調理することができますし、

食材も無駄なく使えて経済的です。

 

調理は朝、下ごしらえは週末

 

夕食は帰宅後10分で出すのが目標ですから、帰ってきてから食材を切っていたのでは間に合いません。

休日にまとめ買いした食材は、その日のうちに、下ごしらえまでしてしまいましょう。

お肉は下味をつけて、野菜は使うメニューごとに切って袋にまとめて冷凍しておくと、すぐに使えて便利です。

 

たとえば、豚肉のみそ漬けなら、調味みそと豚肉を袋にいれて冷凍すれば、

食べる日の朝に冷蔵庫に移動させ解凍し、あとは焼くだけです。

また、ごぼうやニンジンも、キンピラ用、炊き込みご飯用に切り分けて、

それぞれ冷凍しておけば、すぐに調理できます。

 

揚げ物などできたてを食べたいメニューは、週末にとっておきましょう。

ここでも、鶏のから揚げを揚げる際に、ついでに豚肉のから揚げも揚げて冷凍しておけば、

その週の平日に手間なしで酢豚にすることもできます。

「手間を一度かけたら、二度、三度、利用する!」という貪欲な気持ちで、取り組みましょう。

 

シチューやカレー、おでんなど、温めておいしい料理を休日明けのために作っておくと、

その一週間をスムーズに始めることができます。

付け合わせの野菜は、朝洗ってボールごと冷蔵庫に入れておくと、夕方にはシャキッとした歯ごたえに。

温めたメインディッシュと、サラダが、お皿に盛るだけで用意できます。

週中盤以降は、朝のうちに、手のかかる煮物などの副菜を調理するようにしましょう。

ここでは、下ごしらえした冷凍の食材たちが大活躍。

夕方には、メインのお肉や魚を焼いたり煮たりするだけという状態だと焦らずに済みますね。

 

休日の下ごしらえに2時間かかったとしても、忙しいウィークデイの夕方30分を時間貯金に回せるというのは、うれしい限りです。

 

山本さんコメント

料理の時短のポイントは、下ごしらえと使いまわし。

私の裏技をいくつか紹介しましょう。

・昆布でダシをとるときは、大きめのお鍋で一気にとって冷蔵庫で保管しておくと、ほかの料理をするときに便利です。

・調理をするときは、使いまわしを計算に入れて、なんでも多めにします。

例えば、ひじきの煮物なら、余った分は翌週おからを加えて卯の花に。卯の花は翌週鶏ひき肉と練ってつくねに。

使いまわしというと手抜きのように思われますが、多くの食材を有効に取れるので、栄養価の優れたメニューになります。

 

 

 

その4 洗濯編

できるだけ動かずに済ませる ~時間貯金 30分~

 

子どもが小さいうちは、保育園から持ち帰る服。

成長し、スポーツや部活動を始めると、日常の衣服に加えてユニフォームなどのウェアと、

大人だけの家庭に比べ、「子育て世代」の洗濯物は膨大な量です。

力仕事ともいえるこの家事を無駄なく行えれば、大きな時間貯金が期待できそうです。

 

効率的な洗濯動線を作る

「洗う→干す→取り込む→たたむ→しまう」と、5段階の作業に分かれ、

終わるまでに時間のかかる洗濯は、ほかの家事をしながらできるだけ手間を省いて済ませたいもの。

働くママが洗濯をするのは、帰宅後か朝、キッチンで作業しながらというケースが多いようです。

帰宅が日没後になることが多いママは、部屋干しをすることも多いはず。

 

そこで、見直したいのが、洗濯動線。

例えば、キッチンの近く、バルコニーにもすぐに出られる位置に、洗濯と部屋干しのできるサニタリールームを設け、

湿気対策の換気扇などの設備も備えたとしましょう。

それだけで、濡れた洗濯物を運ぶ手間も省けますし、部屋干しする場所をその都度考えることもなくなります。

サニタリールームのそばに、家族全員が利用できるクローゼットを作り、

服の種類によっては干したハンガーのまましまえるようにすれば、たたむ手間も省けます。

キッチンのそばに家族のクローゼットがあるわけですから、保育園の準備、ママの朝の身支度なども、移動せずにでき効率的です。

 

衣類の管理は、各自でやる!

 

衣類の収納場所を、家族みんなが使いやすい場所に設けることで、

それぞれの衣類を自分で管理してもらうことが可能となります。

子育て家庭の収納は、個人個人のものを部屋ごとに分けるよりも、

着替えたり使ったりする用途別に分けるのが便利です。

 

たとえば、子どもたちをお風呂に入れる際の、着替えを子ども部屋から洗面所に持ってきておくという準備は、

洗面所の棚にパジャマと下着を収納することでなくなります。

また、レイアウト編でもお話ししたように、クローゼットの低い位置を子ども用にすることで、

たたんだ洗濯物を子どもがしまうこと、自分で着替えを取り出せることもできるようになります。

 

「自分でできることは自分でやる」

「自分のものは自分で管理する」

環境を整えてあげることで、子どもたちの成長も促せます。

 

山本さんコメント

うちは、洗濯機のあるフロアと、ひとつ上のフロアに干すスペースがあるのですが、

洗濯機から近い干場にはすぐ干しにいくのに、

ひとつ上のフロアだと他の家事が一段落してからなどと後回しにしてしまう。

自分でも気づかないうちに、面倒だという気持ちがあるのでしょうね。

この少しの「面倒」という気持ちをいかに少なくできるかというのが、

家事をスムースに進める鍵になるのだと思います。

家族に「自分のことを自分でする」習慣をもってもらうのも、

「面倒」をできるだけ少なくするようにすることが重要ですね。

洗面所に、パジャマと下着をしまうようにしてからは、

息子も当たり前のようにそこから取り出すようになりました。

 

 

時間貯金をうまくすれば、一日最大3時間!

あなたは、貯まった時間をどのように過ごしますか?

睡眠時間、趣味の時間、子どもとの会話・・・。

どの時間も、働くママを笑顔にしてくれる時間となるでしょう。

お母さんの笑顔は、家族みんなを幸せにします。

時間貯金、今日から始めてみませんか?

コラムニストプロフィール

小野 雅司

小野 雅司

大阪府出身。海と山に囲まれた環境に憧れ、湘南に移住。休みの日は、家族と共に海や山へ散歩に出かけるのが一番の楽しみです。
学生時代は京都大学大学院にて建築デザインを専攻し、卒業後は不動産アセットマネジメント会社に入社。大型不動産投資案件のトランザクションに関わってきました。しかし、デザインの道を諦めきれず、リノベーション会社TAMAGO FACTORYを立ち上げ、空田との出会いからコソダテリノベの設立につながりました。 「リノベーション×教育」という今までにないコンセプトのもと、お客様であるパパ・ママ・お子様の未来を一緒に描いていきたいと思っております。

一覧に戻る